フロム南町田会館

南町田会館の広報誌「フロム南町田会館」をこちらでお読みいただけます。

最新号は 2023年10月 3-25号 です。

特別号 南町田会館のお仕事 2016年2月 南町田自治会 広報誌「さわやか掲載」

「南町田会館のお仕事」     文 : 南町田会館館長 ほしのあきら

会館のこと“自治会館”と未だに思っているあなた、“南町田会館”ですから。
確かに南町田で住民が集まる場所だし、自治会に協力はしてもらってはいますが、５０以上のサークルが登録して、その稼働率は町田でも指折りの数字を持つ“町田の南のみんなの会館”です。会館委員は１７名の有志のボランティアでまかなっています。女性は３名しかおりません。男性は最年少が６６歳と、将来を考えれば前途不安です。でもまあ、今を楽しくやってます。

仕事は大きく分けて四つ、委員はこのうち引き受けられることをやっています。全部を引き受けている方もおり、頭が下がりっぱなしです。

ひとつ目は、サークルや自治会の使用の受付の仕事です。多くの方に接する、誰でも目にする表の顔で、第１〜第３土曜日の昼１２時まで会館の中をのぞくと、当番の数人が机を出して座ってます。担当は１０人です。
機能性と能率を考えてパソコンで入力する方式も考えましたが、顔を合わせて手と口でやってます。間違いもありますし面倒ですが、これがお互いのコミュニケーションを親密にして、やはり会館を人間的なあったかいものにしている源だと思います。私は時間が不規則で、空いている時しか顔を出せず、結局何の仕事もこなせず、申し込みに来た方に笑いかけたり世間話したりくらいしかできません。

そして鍵の開閉です。朝９時前に開けて最後の使用者からの連絡で夜の９時過ぎに閉めに行く‥‥誰にも会いません。地味です。１週間ごとの当番制です。
この仕事だけ担当している方は淋しいって言えば淋しいだろうと思いますが、私は好きです。９名の方が担当していますが、暗いのが苦手な人や夜は晩酌で９時過ぎは丁度いい気持ちの人や寒い時に出かけるのがおっくうな人は合わないかもしれないなぁと思いながら朝の鶴間公園を歩いたり、シーンとした会館の夜の点検をしてます。

三つ目は会議です。運営会議は月に一回。諸問題はここで話し合い、日常的なことは決定〜実行します（ちなみに自治会の会館部の方はここに属してもらいます）。ここがアーでもないコーでもないと、仕事の中で最も騒がしいところです。なんとか結論が出ても、次には忘れちゃう人も少なくありません。まぁ、６６歳が最年少だから、仕方ないですよ。
重要なことは全体会議を招集して決定〜実行します。全体会議は年に３〜４回、ここで全会館委員が顔を合わせます。つまりここでしか会わない方もいるわけです。せっかくだから会議の後には、皆で食事をしながら笑い合います。

年２回お祭りがあります。サークルや一般の方の展示作品を集めた「会館祭り・春」、５月です。１２月はパフォーマンス系のサークルの発表会を中心とした「会館祭り・冬」です。共に参加者（団体）を集めるのに苦労して、集客に苦労もして、そのくせ祭り当日はあまり仕事が無くて‥‥来た方の笑顔だけが慰めでしょうか。でも春も冬も、その作品はなかなかのものだから、興味があっても無くてもその気で見ればお得です。
さらにワンコインディナーショーが最終日の夜にあります。春は落語、冬は音楽で盛り上がります。ワンコインだから、はなから確実に大赤字でやってます。作品や発表を見ないでこれだけ来る困ったちゃんもいるけど、これも会館、です。私は元々この企画担当でしたが、ここ二年（そしてあと一年）は仕事の関係で参加できず、悔しい思いをしています。

‥‥会館委員をして得なことって何でしょうね。そう思いながら、私も含めて長いことやってる人っているんだから、［思い］って考えれば面白いもんです。出会い‥‥なんでしょうか。“やってみない？”“やってみようかな”そんなところに町に、近隣に、自分に、対する何かの［思い］が働く出会いがあるんでしょうか。よく分からないけど、南町田会館にもうしばらく付き合っていきます。

2024年度  4-01号, 4-02号

2023年度  3-22号 , 3-25号

2022年度  3-23号 , 3-24号

2021年度  3-20号 〜 3-21号

2020年度  3-17号 〜 3-19号

2019年度  3-11号 〜 3-16号

2018年度  3-6号 〜 3-10号

2017年度  3-1号 〜 3-5号